Work Life Balance

Happy Life♥

(株)ワーク・ライフバランス代表小室淑恵が語る

連載コラム vo.1

仕事と暮らしのハーモニー

 「仕事とプライベートを半分半分にきっちりと分けて、天秤がつりあうように『バランスをとる』という考え方」でしょうか。それとも「仕事の時間を3割にして、プライベートの時間を7割にする、という『時間配分』のこと」でしょうか。もしくは「『ゆとり』をもってゆったりと働くこと」なのでしょうか。―――実はいずれも本来の意味とは少し違います。

 

 ワーク・ライフバランスとは「私生活の充実により仕事がうまく進み」「仕事がうまくいくことによって私生活もうるおう」という「仕事と生活の相乗効果を高める考え方と取り組み」全般を指すと私は考えています。

 

 今、多くの日本人が過ごしている生活―私生活を犠牲にして毎日残業、休日でもおかまいなしに出勤、家族や友人、恋人と一緒に過ごす十分な時間を取れないうえに、自分の時間もほとんどないーが続くことが、本当に仕事で成功する近道なのでしょうか。私生活が充実することで仕事がはかどり、仕事の調子がいいとプライベートも楽しめる、仕事と私生活がお互いに刺激になり、よい影響を与え合うような「仕事と私生活の好循環」、それこそが「ワーク・ライフバランス」なのです。ワーク・ライフ「バランス」というよりも、ワーク・ライフ「ハーモニー」、ワーク・ライフ「シナジー」という言葉のほうがぴったり来るかもしれません。

 

 仕事の場面で今までにない斬新なアイディアを出しユニークな視点で局面を切り開くためには、視野が広くて豊かな人脈がある人が当然有利です。長時間職場にいると、考え方は凝り固まる上、社外の人とのネットワークも育ちません。そうなると仕事で求められる付加価値を出していくことが難しくなるのです。これからは「仕事ばかりしている人は、仕事ができない人」と言われてしまうかもしれません。

 

 本コラムでは、このワーク・ライフバランスという考え方がなぜ今注目を集めているのか、その背景をお伝えするとともに、皆さんがワーク・ライフバランスを実現していただくためのアクションについてもご紹介いたしてまいります。本コラムを通じて、皆さんがワーク・ライフバランスを実現するための第一歩を踏み出していただければ幸いです。(第1話終)