Work Life Balance

Happy Life♥

連載コラム vo.6

(株)ワーク・ライフバランス代表小室淑恵が語る

仕事と暮らしのハーモニー

 近頃、講演にお呼びいただき全国各地にうかがいます。講演の最後にいただくことの多いご質問の中に「将来ワーク・ライフバランスの取れた生活を送るために、若いうちにやっておくべきことは何ですか?」というものがあります。ワーク・ライフバランスの考え方はわかったけれども、実際にワーク・ライフバランスを実現するための具体策は何か?というお問い合わせです。

 

 このコラムをご覧いただいている方の中にも「私はまだ家庭も持っていないし、仕事を頑張りたい時期なんです!」と宣言し、無制限に残業している人が多いのではないでしょうか?でも実は、独身時代こそ、残業してはいけないのです。

 

 若いころに、日々残業という切り札を使って仕事をしていた人は、育児や介護にたずさわるようになって、以前のように仕事に時間が使えない状況になった途端、どうにもこうにも成果の出ない人になってしまいます。残業ありきで仕事をこなす癖がついてしまっていると、効率的に働く技が磨かれてないので「もう私は責任ある仕事をするのは無理。こんな状態なら辞めたほうがいいのかも」と考えてしまう原因になるのです。また、残業ばかりしていると自己研鑽する暇がなく、気づけば入社したころとなにも変わらないスキルのまま10年も経ってしまった、という状態に陥りがち。短時間で成果を出すために必要な知識や人脈も得られていないため、両立を難しくしてしまうのです。

 

 そして、ぜひライフの時間にしてもらいたいことは「ギブ」を続けること。私は学生向けに無料でプレゼンテーション講座をしていましたが、のちのち得た財産は本当に大きかったのです。人のために、今の自分にできる最大の貢献を惜しまないこと。そして出会う人との縁を大切にすること。そうしたことこそ、若いうちにやっておくべきことだと思います。

独身時代だからこそ「成果を上げて定時で帰る」を心がけてみてください!(第6話終)