Work Life Balance

Happy Life♥

連載コラム vo.9

(株)ワーク・ライフバランス代表小室淑恵が語る

仕事と暮らしのハーモニー

 いよいよ新年度がスタートしましたね!新社会人の皆さんは新生活に不安と期待が入り混じった毎日ではないでしょうか。先輩になった社会人の皆さんもどのように後輩を成長させていけばいいか、社員がワーク・ライフバランスを重視することに悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

 

 私は、企業にとって社員に生き生きと長く働いてもらうことは大きなメリットである、と考えています。これからの人材難時代「ワーク・ライフバランスの取れた社員が、社内外で活躍している」というのは企業にとって、活力あふれる優秀な若手の心をつかむ大事なポイントになります。

 

 仕事も楽しみ、私生活も充実させている社員が大勢いる会社なら「私もあそこで働いてみたい」と思わせる十分な魅力がありますよね。反対に「仕事が忙しくて、家に帰っても寝るだけだなぁ」「なにかと両立させようとするのは無理。出産した女性も、親御さんを介護しなくちゃならなくなった人も、みんな辞めてるよ」なんていう会社に、進んで飛び込みたい人は少ないのではないでしょうか。

 

 そして、今は「入社後3年で3割が辞める」と言われるほど、若者の定着率が下がっている状況です。人材の採用費も育成費も非常に大きなコストですから企業にとっては今後ますます課題となります。そこで早期退職を防ぐ対策としても有効とされるのが、社員のワーク・ライフバランスを充実させること。満たされた私生活により、斬新なアイディアが出ることで仕事の行き詰まりを打開出来たり、両立できる制度が整っていることで「この会社で認められるように長くがんばろう」というモチベーションにもなりうるわけです。また、慣れない仕事に音を上げそうになっている新入社員くんの目に、軽やかに生き生きと仕事をこなしながら、家庭も大事にして趣味の時間も楽しんでいる先輩社員の姿が映ったら「この会社なら、いまは大変でも、がんばって仕事に慣れれば自分もあんなふうにスマートに働けるはず」と勇気がわいてくることでしょう。

 

 楽しみながら、長く働くこと。それはなにより企業にとってありがたいことなのです。ですから会社のためにも、ワーク・ライフバランスを大切にして、どちらかを犠牲にすることがないように、上手に好循環をつくりだして働けるようにがんばってみてくださいね。(第9話終)April . 2009